次の春は、どんな野菜を育てますか?家庭菜園歴7年・15aの畑で年間30品目を回している僕の「春〜夏シーズンの育てたい野菜リスト」を、一度ここで整理してみます。
春が近づいてくると、つい「あれもこれも」と種や苗を増やしがちですが、最初に“育てるものをきちんとリスト化する”ことで、畝割りや資材準備が一気に楽になります。
この記事では、次の春に育てる予定の野菜をざっくりカテゴリごとに整理しておきます。
具体的な栽培方法や品種選び、畝の取り方などは、今後それぞれ個別の記事で深掘りしていきます。

この記事の内容
■ 葉物・結球系:キャベツ・ブロッコリー
春先の畑をしっかり占めてくれるのが、キャベツとブロッコリー。
ある程度の面積をまとめて確保して、「ここは春の葉物ゾーン」と決めておくと管理が楽になります。
- キャベツ:春どり用をメインに、結球を安定させる管理がテーマ
- ブロッコリー:頂花蕾+側花蕾をどこまで長く収穫できるかがポイント
キャベツ・ブロッコリーの「畝立て・植え付け時期・追肥のタイミング」などは、別記事で詳しくまとめます。
■ 畑の“核”になる果菜類:トマト・ピーマン・ナス
春夏シーズンの主役は、やはりトマト・ピーマン・ナスの三本柱。
ここは失敗するとモチベーションに直結するので、畝の環境や風通しを最優先で考えます。
- ミニトマト・中玉トマト:樹勢コントロールと雨よけがテーマ
- ピーマン:長期間収穫を狙った剪定&追肥管理
- ナス:更新剪定を前提に、スタートダッシュをどう作るか
果菜類の畝を決めるときのポイント
- 水はけと風通しを最優先する
- 支柱・マルチなどの資材導線をイメージしておく
- ナス・トマトはできれば連作を避ける
■ 根もの&ネギ類:ジャガイモ・長ネギ・下仁田ネギ
ジャガイモとネギ類は、「場所をしっかり押さえる系」の作物。
植え付け時期と畝の確保だけは、春のバタバタ前に決めておきたいグループです。
- ジャガイモ:春植えの定番。品種ごとの使い分けは別記事でまとめます。
- 長ネギ・下仁田ネギ:長期間畑を占有するので、他作物とのローテーション設計が大事。
ジャガイモ・ネギ類は「連作障害」「線虫対策」が重要テーマになるので、土づくりや緑肥との組み合わせを別記事でじっくり書く予定です。
■ 畑のレジャー枠&主力:スイカ・メロン・カボチャ・トウモロコシ
スイカ・メロン・カボチャ・トウモロコシは、「畑の景色」と「収穫の楽しさ」を一気に引き上げてくれるメンバー。
面積を食うので、15aのどこにどう割り振るか、あらかじめイメージしておきます。
- スイカ:つるの伸ばし方とマルチ、雨対策
- メロン:水と肥料のコントロールが命
- カボチャ:他作物の邪魔にならない“つるの逃がし先”を考える
- トウモロコシ:倒伏と虫対策がテーマ。何回に分けて播くかも検討。
このあたりは「楽しいけど難しい」ゾーンなので、品種選びや栽培の工夫は、作物ごとに別記事でがっつり書いていきます。
■ 緑肥:えん麦・ヘアリーベッチで土を育てる
今年は、緑肥(えん麦・ヘアリーベッチ)も意識的に入れていきます。
「全部野菜で埋める」のではなく、「一部の畝は土を休ませながら育てる」という発想です。
- えん麦:根で土をほぐし、すき込んで有機物補給
- ヘアリーベッチ:窒素固定+地表を覆って雑草抑制
緑肥を入れる場所の考え方
- 連作が続いた場所の“リセット枠”として使う
- 今年は使い切れない畝を緑肥専用にする
- 野菜の根張りが弱かったエリアを重点的に改善する
■ この記事の位置づけと、これから書いていくこと
今回は「次の春に育てる野菜」をざっくり洗い出して、カテゴリ別に整理するところまでを書きました。
ここから先は、各グループごとに、
- 土づくり・畝立ての具体的なやり方
- 品種選びの基準
- 植え付け時期と育苗のポイント
- 病害虫対策・省力化の工夫
といった内容を、個別記事で深掘りしていく予定です。
あなたの畑づくりの参考になればうれしいです。